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補修・補強する材料

 土木建築工事の補修に使用する材料は、大きく分けて二種類に分けることが出来ます。
 
 無機系材料
 
 建設分野で従来から一般的に使用されてきた、セメント系の材料のことをいいます。代表的なものに、ポルトランドセメントなどがあります。
 
 有機系材料
 
 建設分野で従来から一般的に使用されてきた、セメント系の材料と区別し、石油から科学的に合成されて作る合成高分子材料のことをいいます。代表的なものに、エポキシ樹脂やウレタン樹脂、フッ素樹脂やアクリル樹脂など多種多様に渡っています。
 
 合成高分子材料は、石油を精製して作られたエチレン、プロピレン、スチレンなどの原料となる物質モノマーや、比較的低分子量のオリゴマーなどを、化学反応させて合成します(重合:polymerization)。これらは一般的に、合成繊維、合成ゴム、合成樹脂として使用されています。
 
 モノは「単」を、ポリは「多」を意味します。モノマー(monomer)は単量体、ポリマー(polymer)は重合体といい、その分子量が10,000以上のものをいいます。また、両者の中間にオリゴマー(oligomer)という低重合体が存在します。
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