土木・建築構造物の総合メンテナンス −株式会社 月形−      −確かな技術で資産をガードする− ■土木・建築構造物の総合メンテナンス
シリコーン樹脂
エポキシ樹脂
ウレタン樹脂
ポリウレア樹脂
アクリルウレタン樹脂
フッ素樹脂
不飽和ポリエステル樹脂
ビニルエステル樹脂
アクリル樹脂(MMA)
シラン
シリコーン樹脂
 
 
 概要
 
 シリコーン樹脂とは、その基本骨格がガラス、石英、珪石などの骨格と同じケイ素(Si)と酸素の結合(シロキサン結合-Si-O-)であり、側鎖にアルキル基などを持つポリマーの総称であり、有機ケイ素化合物(オルガノポリシロキサン)ともいわれています。また、アルキル基の種類や割合によって、様々な性質が得られ、無機化合物と有機化合物の中間にあると言うこともできます。
 
図 シリコーン樹脂の構造
 
 シロキサン結合(-Si-O-)の結合エネルギーは、他の有機系材料の基本骨格である、炭素-炭素結合(-C-C-)や炭素一酸素結合(-C-O-)に比較して、かなり大きく安定しています。
 
 一般的な特徴
 
 シリコーン樹脂は、主骨格のシロキサン結合や側鎖のアルキル基によって、他の有機系材料にない特徴を有しています。
 
 <長所>
 
 @耐熱性、耐寒性、耐候性に優れる
 
 A電気絶縁性に優れる
 
 B表面張力が小さいため、撥水性、消泡性、離型性を有する
 
 <短所>
 
 @表面に塗装などの仕上げ材が付着しにくい
 
 A表面にホコリが付着しやすい
 
 用途
 
 シリコーン樹脂は、他の有機系材料にない特徴を有することから、医療、食品、化粧品用材料として、オイル、ゴム、消泡剤、離型剤など、電子部品分野での電気絶縁材料、建設分野での塗料用ワニス、離型剤、消泡剤、シーリング材、耐候性塗料、撥水剤など、非常に広い分野で利用されています。
 
 1)建築用シリコーン系シーリング材
 
 現在、建築用シーリング材には、シリコーン系、ポリサルファイド系、ポリウレタン系、アクリル系、などがあります。その中でも、シリコーン系は最も耐久性に優れおり、特に過酷な環境(耐候性、耐熱性、耐寒性、耐久性が要求される環境)に多用されています。
 
 シリコーン系シーリング材には、1成分系と2成分系があります。
 
  (a)1成分系
 
 1成分系は、空気中の水分と反応して、表面から硬化する湿気硬化型で、高モジュラス形(酢酸型、オキシム型など)と低モジュラス形(アミド型、アミノキシ型、アミン型など)があります。
 
 (使用上の注意点)
 
 @表面に塗装などの仕上げ材が付着しにくい
 
 A周辺部が汚れやすい(要 汚染防止)
 
 B表面にホコリが付着しやすい
 
 C表面から硬化するため、硬化に日数を要する
 
 D酢酸型は、鉄などの金属を腐食するため、網入りガラスなどには不適であり、オキシム型も銅板には注意が必要である
 
 (b)2成分系
 
 2成分系は、主剤のオルガノポリシロキサンが、硬化剤(アミノキシシランなど)の触媒(ヒドロキシルアミン)により反応して硬化します。
 
 (使用上の注意点)
 
 @表面に塗装などの仕上げ材が付着しにくい
 
 A周辺部が汚れやすい(要 汚染防止)
 
 B表面にホコリが付着しやすい
 
 1成分系、2成分系の共通の短所として、@ABが挙げられます。この原因は、シーリング材中の微量な未反応シリコーンが、雨水によって目地周辺部に移行し、これにホコリなどが堆積し、黒ずんでくるものです。
 
 2)建築用変性シリコーン系シーリング材
 
 近年では、シーリング材の防水機能と同時に、意匠性(美観)も重要な要素となってきています。シリコーン系シーリング材の短所を改良した、1成分系、2成分系の変性シリコーン系シーリング材が市販されています。
 
 これは、ポリエーテルなどの有機ポリマーをシラン変性し、室温硬化するものですが、基本的な性質は、ポリエーテルに依存するため、シリコーン系と比較すると、耐候性、耐熱性が劣るために、シリコーン系とは本質的に異質なものと考えられています。
 
 
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