土木・建築構造物の総合メンテナンス −株式会社 月形−      −確かな技術で資産をガードする− ■土木・建築構造物の総合メンテナンス
浮き
ひび割れ
浮き
剥離
ジャンカ
コールドジョイント
錆汁
エフロレッセンス
中性化
塩害
凍害
アルカリシリカ反応
科学的腐食
たわみ
変形
疲労
溶出・摩耗
内部欠陥
表面気泡(あばた)
すりへり
汚れ(変色)
特殊環境下での劣化
 
 
 コンクリートの浮きとは、コンクリート内部でひび割れが連続したり、施工時の欠陥が供用中の振動や変形によって欠陥どうしが連続して、表面付近のコンクリートが内部コンクリートと一体性を失いつつある状態のことをいいます。浮きが生じているコンクリートでは、さらに劣化が進行したり衝撃などを受けると、剥離することになります。
 
 
コンクリート構造物の側壁に発生した浮きの症状
 
 発生要因
 
 浮きが発生する原因としては、中性化塩害による内部鋼材の腐食、トンネルなどで覆工コンクリートが地山の変形を受けたために施工時に発生したコールドジョイント付近からひび割れが進展した場合、表面のモルタル塗仕上げが日射による温度変化や乾燥などの影響を受けて、下地コンクリートとの付着性が低下した場合などが有り、さらには供用中の衝撃力が作用した場合にも、浮きが発生することが有ります。
 
 典型的な浮きの一つに、鋼材腐食によるかぶりコンクリートの浮きが有ります。鋼材が腐食すると、腐食物質は元の体積の24倍程度にまで膨張するため、その膨張圧によってコンクリート内部にひび割れが入り、図−1に見られるような浮きが発生します。このような浮きは、鋼材腐食が進行すると剥離につながり、人や車両などの第三者に対する影響が大きな問題となります。また、鋼材腐食が原因となった浮きは、その後の鋼材腐食の進行が速くなることにも注意しなければなりません。
 
図−1 鋼材腐食に伴うコンクリートの浮き
 
 補修方法
 
 浮きはコンクリート内部に発生している欠陥が原因となっているため、目視によって確認することが出来ない場合が多いものです。最も簡単な確認方法は、コンクリート表面を叩きその音質の変化によって、判断する方法である(打音法)が有ります。その他にも赤外線、超音波あるいは電磁波などを用いても探査することも可能です。
 
 浮きの発生したコンクリート構造物の補修では、まず浮き部分をはつり取ってその原因を確認し、以降に同様な浮きが発生しないように、原因となっているものに対して対策を行い、その後元の断面に修復するのが一般的です。しかし、地盤などから強制的な変形を受ける構造物で、その変形を止めることが出来ない場合などで、しかも第三者影響度が問題となる場合には、コンクリート表面にシートやネットなどを設置して、浮いたコンクリートが剥落しない様にする方法や、アンカーと樹脂注入により浮いたコンクリートの一体化を計る方法も有ります。
 
 
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